ミカサフミ原文

ミカサフミ

カクノフミ

ミカサフミ

0 クニナツが述ぶ

神が代の ト矛の道も ややさかふ 枯れを治むる ヤマトタケ 神に返さの 遺しふみ 君は御幡を 染めませば 臣も御笠の ふみを染む オオタタネコも ホツマふみ 染め捧ぐれば 三種法 備ふ宝と 詔 然れど神代 今の代と 言葉たがえば 道さかる これ諸家の 伝えふみ 今のテニハに なづらえて 形と技と その味を とくと得ざれば 陸奥を 行きたがうかと 恐るのみなり 纏向マキムキの 日代の五十三 年ツミヱ 穂積(八月)初日に 御笠臣 伊勢の上臣かんをみ オオカシマ 二百五十七とし 捧ぐ花押はなおし

オオタタネコの推薦文
ミカサフミ 捧げたまふを 三輪の臣 道褒め曰く 天地あめつちひらけて神も 女男めをも分け 日も月もなり ヨの星 アメトコタチと 十一そひも アシカヒヒコチ トコタチの 御代はミホ神 二柱 政るト矛の 道あれど アマテル神の 八咫鏡 造り三種の 神宝 天の御孫に トを授け ヤマト治むる 御鏡は コヤネに授く 神のむね 矛の源 ヲコのかみ 然れど道も 諸家に 司違えば ホツマフミ 著す時に 熱田守 告げて君には 橘御幡かぐみはた 押させたまへば 鏡臣 麓社の ふみ捧ぐ 我も上ぐれば 詔 三種の道の 備わりて 幸得る今と 宣えば 各々御祖 祀るべし 穂末栄える その道は ミカサフミなり 天照らす 神より授く 陸奥の ふみ敬いて ともに捧げつ 大三輪の タタネコが歳 二百三十四 慎み述べて 添える花押はなおし

4 春宮のあや

君は都を国の
君は都を 国のに 遷すは八民 ううくため オモイカネして 造らしむ 成りて伊雑イサワに 宮遷し

6 高天たかまなるあや

ユキ・スキ
ヤマクイ高天たかまを乞えば 草薙ぎて 九星こほしを祀る ユキの宮 アメトコタチと スキ殿に ウマシアシカイ ヒコチ神 合わせ祀れば 名も高天 諸集まりて 故乞えば 君サホヒコに 詔 これタマキネに 我聞くは 天地あめつちいまだ 成らざるに アメノミヲヤの なす息は 際なく動く 天元神あもとかみ 水に油の 浮かむ様 巡るウツホの その中に 天地届く 御柱を 巡り分かるる

アワとウヒ
アワウヒの アワは清くて ムネ男神 ウヒは濁りて ミナ女神 男は軽ろ清く 天となり 女は重り凝る クニのタマ ウヲセのムネは 日輪ひのわ成る ウメの源 月となる 天元現れ 生みて乗る ウツロシナトに を巡り 有様なせば 月の水 海と湛えて 日に生める ウツホ動きて 風となる 風となれば 土もまた 水埴みづはにとなる

アメトコタチの神
この五つ 交わり成れる 神人かんひとは アウワ現る ミナカヌシ クニタマ八方に 万子よろこ生み 果つに近江の 兄弟ヱトの子の 兄御子ヱみこに継ぎ 近江おと御子の むト下国 これ今原の 宮の名も ト下と言いて 代々の名の ○○○○○○○ ○○○○○ 百ハカリ後 の尊 に受け治む それよりぞ 代わる代わりに 代を継ぎて 天に帰れば ミナカヌシ およびヱヒタメ トホカミも 天に配りて 星となす アメトコタチの 神はこれ 後十一の君 キツヲサネ アミヤシナウも に帰り サコクシロにて 詔 みな星となす この神は はらわた御食みける ウマシアシカイ ヒコチ神 かれ天尊 の尊 クニトコタチの 七代なよの神 みなサコクシロ よりの星 天に現るる

日のわたり 百五十トメチ 月のほど 七十トメチ 内日の巡り

逸文

天に棚引く白雲
遍き神の 在れの時 天に棚引く 白雲の かかる八峰の シラタマの 霰降れども 天晴るる みつの徴を 白布に 八響の幡の 代々に立つ 皇の御子の 初めなりけり

カクノフミ

年内になす事の文


タは東空照る ミツヲ神 如月中に ミツヲ来て 青人草を 潤せば 糸結ふのとか

ひなまつり
弥生来て 桃咲き女男の ひなまつり 草餅酒に 引く妹背