暗号書の発見

一般的に偽書とされるホツマツタヱは弥生時代の史実を隠語式暗号によって伝える暗号書であることが判明しました。また、古事記・万葉集は正史編纂関係者による補遺的暗号書、伊勢物語は平安時代に作られた暗号解読指南書です。その他各種和歌集、物語、風土記、御伽話、わらべ歌、諺にも隠語を正確に用いたものが大量に見つかっています。≫ホツマツタヱとは ≫暗号一覧

暗号は現在も解読中で、このサイトに記された内容は「最新の仮説」です。今後暗号の解読の進展に合わせて逐次更新していく予定です。なお、現在ウェブサイトの更新が遅れており、ブログで考察した最新仮説がウェブサイトの記述に反映していない場合があります。≫ブログ

※本サイトの地図は国土地理院「重ねるハザードマップ」の「自分で作る色別標高図」により作成したものです。≫地図について

ホツマツタヱは弥生時代の歴史書

ホツマツタヱは、隠語式暗号によって、紀元前322年から紀元250年までの572年間の史実を記した弥生時代の歴史書です。≫年代の比定
その記述内容は、中国・朝鮮の歴史書の記述と合致します。≫中国・朝鮮の歴史書との合致

ホツマツタヱの舞台は九州

ホツマツタヱの舞台は九州です。奈良政権は九州の地名が全国にあったかのように偽装するために全国各地に九州の地名を写しました。≫地名の比定 ≫地名比定地一覧
地名に関する偽装を見抜いて比定した結果は、遺跡や出土物などの考古学的事実と合致します。≫考古学的事実との合致
偽造は地名にとどまらず、神社などにも及び、各地に九州の王を祭神とする神社が建てられました。逆に、九州内の神社には祭神を上書きされた神社もあるようです。≫ホツマツタヱと関連する神社

補遺的暗号書ミカサフミとフトマニ

ホツマツタヱと同時期に編纂されたとされるミカサフミ、先行して存在していたとされる短歌集フトマニは、ホツマツタヱの暗号の解読を助けるための補遺的暗号書です。それらはホツマツタヱの暗号を解読するための復号鍵を示すものではなく、ホツマツタヱと同じ隠語を用いた新たな暗号文を加えることで、解読の手助けとなるようにしたものです。≫ミカサフミフトマニ

ホツマツタヱは正史・日本書紀の原資料

ホツマツタヱは正史・日本書紀(720年)編纂時にその原史料として用いられました。編纂者たちはミカサフミやフトマニなどの助けを借りながらホツマツタヱの暗号を解読することに成功したものの、そこに記された史実を正史に反映することは許されませんでした。ホツマツタヱの内容は隠語のまま、しかも多くの場合解読不能な形に改変した上で、その一部が正史に採録されるにとどまりました。それでも、編纂者は正史にもいくつかの暗号を紛れ込ませることに成功しています。≫日本書紀の暗号

古事記と万葉集は正史編纂時の補遺的暗号書

正史と平行して編纂された古事記はその編纂目的が不明であるとされてきましたが、ホツマツタヱの暗号解読を助けるための暗号書に特化した書です。正史に史実を反映されることを許されなかっただけでなく、ホツマツタヱ解読の困難さを身をもって知った編纂者たちが、ミカサフミに倣って後世に残したものです。≫古事記の暗号
そして、短歌集フトマニに倣って作られたもうひとつの暗号書が万葉集です。基本的にはホツマツタヱの隠語を用いていますが、独自に加えられた隠語もあります。約4500首のうち現在暗号であることがわかっているのは200首ほどです。≫万葉集の暗号 ≫後世の暗号書独自の隠語

第二次暗号プロジェクト

正史編纂から200年がたった平安時代中期、第二次暗号プロジェクトが実行されました。奈良時代には多くの人々に知られていたため暗号書であることが露見する危険性が高いと判断された史実について、それらの史実を知る人々が少なくなり、新たに暗号を残しておく必要性が出てきたのだと考えられます。この時に暗号書として作られたのが古今和歌集であり、竹取物語や伊勢物語です。また、延喜式にも暗号が見いだせます。≫第二次暗号計画

第三次暗号プロジェクト

第二次暗号プロジェクトから400年がたった鎌倉時代中後期、みたび暗号の補完が行われました。この時に作られた暗号書の代表が新古今和歌集と釈日本紀です。釈日本紀は風土記逸文を引用するという形をとって多くの暗号を組み込みました。後世に御伽草子などに採録された各種物語(一寸法師や桃太郎など)もこの時期に作られたものと考えられます。≫第三次暗号計画

ホツマツタヱと民間伝承

全国各地に伝わる民間伝承にも、記紀には記されなかったホツマツタヱの記述やその記述が伝える史実と合致するものが存在します。特にホツマツタヱの隠語が正しく用いられたものが多いことは注目に値します。≫民間伝

暗号解読を困難にする攪乱

ホツマツタヱは隠語を用いて暗号化した上で、さらに「攪乱」によって解読を困難にしています。たとえば、ひとつの話の中に年代の異なるまったく別の出来事を記したり、年代を30年あるいは15年前倒しにして記したりしています。また、一人の人物の事績を複数の異なる人物名で記したり、逆にひとつの人物名に複数の人物の事績を融合したりする例もたくさんあります。同様に、同じ場所をいくつもの異なる地名で呼んだり、同じ地名が別の場所に写された場合にそのことについていっさいの注釈を加えなかったりします。≫人名事典 ≫地名比定地一覧

暗号解読進行中

現在、意味が判明している隠語は300語を超えています(後世の暗号書独自の隠語がほかに20語見つかっています)。解読も着々と進行しています。解読の最前線はブログでご確認ください。≫ブログ ≫隠語一覧 ≫暗号の解読

公開:2023.04.01
最終更新:2024.05.02