#425 逆剥ぎに剥ぎて堕し入るる
斑駒説話の古事記の改変はほかにもあります。まず「天照大御神忌服屋に坐して」で、アマテルが二番目に配流された伊雑宮イサワミヤ=伊勢にいたことを、「其の服屋の頂むねを穿ち」でタカヒコネの配流地、諫早地峡の地形のイメージを伝え...
斑駒説話の古事記の改変はほかにもあります。まず「天照大御神忌服屋に坐して」で、アマテルが二番目に配流された伊雑宮イサワミヤ=伊勢にいたことを、「其の服屋の頂むねを穿ち」でタカヒコネの配流地、諫早地峡の地形のイメージを伝え...
コクミ問題でサクナギの一族とともに宗像が配流された時、宗像アカツチの孫ハヤコは女王の居場所(肥根国、福岡県糸島市二丈吉井)に送られ、宗像の手を離れました。その10年後のシラヒト問題には宗像は関わっていなかったのでしょう。...
古事記の暗号によって、コクミ事件によってサクナギの一族が配流された時に宗像もまた配流されていたことがわかると、ホツマツタヱの次の一節もそのことを伝える一節であることが見えてきます。 「クラコ姫〔ハヤコ〕 身を立山に 納む...
「因幡の白兎」でウサギとワニが数を競ったあとの展開は次のようなものです。 「ウサギが「お前は騙されたのだ」とワニに言うと、再端いやはてに伏せるワニに捕えられて衣服きものを剝がされた。ウサギが泣いていると、先に来た八十神に...
四国の阿波(高縄半島)にいたウケモチと伊予(天山(松山市)か)にいたツノクイの一族は、阿蘇山噴火の降灰被害から避難するために山陰に移動しました。その移動を支えたのは中国山地の河川舟運を独占していた舟運王アカツチ(別名カナ...
アマテルの弟でソサノヲの兄とされるツキヨミは基本的にはサクラウチの別名です。しかし、「丸屋の御饗でツキヨミが剣を抜いてウケモチを討ち殺した」という場面のツキヨミは、サクラウチの祖父にあたるツノクイです。自らが盟主の連合相...
「クニサツチ 生むウケモチの 八代の孫 今のカダなり ウケモチが 葉月初日に なる初穂 トヨクンヌシに 奉る 神は赤白黄かしきの 木綿幣ゆふにきて 天中主の 神祀る」(ホツマツタヱ15文) 天七代の系図復元の手がかりの...
イサナギ・イサナミをミナカヌシから始まる系譜の7代目とする偽装はホツマツタヱによるもので、それが記紀に受け継がれました。この偽装に対しては、ミサカフミが「九代こよの星、地わの十一そひ」、古事記が「別天津神ことあまつかみ」...