ホツマツタヱとは

ホツマツタヱ

ホツマツタヱは五七調の長歌体で記された一万七百余行の叙事詩である。
前編28文、後編12文の合計40文からなる。
ヲシテ文字という特殊な表音文字で記されている。
1967年に再発見された。現在残る最古の写本は1776年のものとされる。
編纂者はオオタタネコである。
オオタタネコは物主の傍系が「三輪」として独立した際の最初の王である。
原文(漢字かな交じり表記、抜粋)
≫ヲシテ文字

ミカサフミ

ホツマツタヱと同時期に編纂されたとされるホツマツタヱの姉妹書である。
全64文からなるとされる。
ホツマツタヱと同じヲシテ文字で記されている。
1973年以降、順次再発見され、現在序文と8文分が発見されている。
編纂者はオオカシマとされるが、ホツマツタヱ上梓時には生存していないため、虚偽である。
オオカシマは中臣が連合復帰を果たすきっかけとなったヤマト姫(卑弥呼)女王即位時の斎主(母方の長老)である。
原文(漢字かな交じり表記、抜粋)

カクノフミ

ホツマツタヱ、ミカサフミと同時期の編纂とされるが、定かではない。
ただし、ホツマツタヱ本文にその存在に関する言及がある。
全100文にも上るとされるが、現在は1文とフトマニのみ発見されている。
名称から考えて、橘に伝わる書であると考えられる。
当サイトでは唯一発見されている「年内になす事の文」を便宜的にミカサフミの一部として扱い、フトマニを独立させて示す。
原文(漢字かな交じり表記、抜粋)

フトマニ

後世には「太占」と表記され、鹿の肩の骨を焼いてそのひび割れ方で吉凶を占うと伝わったが、カクノフミの一部とされる「フトマニ」は、フトマニ図を用いて128通りの短歌を選ぶ、というものである。
アマテルが編纂したとされるが、虚偽であろう。
日本語を構成する48音のうち、八方位表現として用いられる「ヱヒタメトホカミ」を除く40音を、「アイフヘモウスシ」の8音と、それ以外の32音に分け、32音を2音ずつ組み合わせた16通りとの組み合わせによって、128の言葉が選ばれ、対応する和歌が得られるしくみである。
原文(漢字かな交じり表記、抜粋)